社内報News letter

阿知波みどり(SL事業室室長)のコメント

10月21日(土)有田川鉄道公園にて台風の中の作業となりました。

アチハからは、関根さん、新田さん、次田さん、阿知波みどり。
SLの整備作業、今後の有田川鉄道公園でのオープンに向けての調整。また、SLの給油作業、始業前ブレーキなどを現場で学びました。
運転前の給油作業は2時間かかる。皆で油まみれになりながら実施。

本日の和歌山の雨は半端ではない状況でした。さすが、台風の通り道と言われる和歌山です。
鉄道公園の隣を流れる有田川が静かに水かさを増しているのが怖いと感じました。
明日から運転体験を実施予定であったが、土砂ぶりの中でやっても楽しめないと判断し、中止としました。

土砂ぶりの雨

今日は心温まる話があったので皆へ共有します。

会長が、私を新大阪駅から和歌山の鉄道公園まで送迎する為に車を出してくれました。
その有田川鉄道公園に行く道中、軽4の車が思い切り、4輪ともぬかるみに入り、立ち往生していたのを横目に見て鉄道公園に到着しました。

私を送り届けた後、会長は血が騒いだのだろう、その現場に戻ったそうです。そうするとまだ軽四車両が立ち往生していた。
土砂ぶりの雨の中、会長が現場を仕切り、周囲の人と協力して軽4をぬかるみから出してあげたそうです。近所の人にユンボを出させて、やっと出れるような状況だったそうです。会長は服も靴も手もドロドロになり、周囲の人からドロドロなので、ぜひ家に立ち寄ってほしい、せめて連絡先を教えてほしいと言われたそうです。しかし、会長は一切名乗らず、連絡先も言わず、その場を立ち去ったそうだ。「ただ通りすがっただけでSLを観に来た帰りだ」とだけ告げて帰ったそうです。

だが、そこからその近所の方と車の持ち主の方達も執念なのでしょう。

その会長の「SL」という言葉だけを頼りに、有田川鉄道交流館の方に連絡を入れてこられました。
「ベンツの4駆に乗った方をご存知ありませんか」と。

会長が大阪に戻ったのは知っていたが、そんな人助けをするのは会長にちがいないと有田川町役場の担当者も会長の人柄を知っているので、すぐにピンと来て私に連絡をして来てくれました。

その軽4の持ち主は、わざわざ大雨の台風の中、菓子折りをもって有田川鉄道交流館までお礼に来てくださいました。
「ベンツの4駆は間違いなく会長です。娘の私が言うのは何ですが、うちの会長ならほっとけないと思います。お役に立ててよかったです」と持ち主の方にお伝えすると、「本当に助かりました。土砂降りの中かえりみず、会長さんに手伝ってもらい、何よりもうれしく、胸があつくなりました。」ということでした。

その時、そのやりとりを見ていた有田川鉄道公園の職員の方も皆、その話を聞いて感動されていました。

見ているんですね。

他人が困っていても見て見ぬふりをする人が多い中、会長は困っている人を見たらためらわず、助ける。
出来そうでできないことだなと思いました。
自分がその場にいたら、その人達を助けたかな、かわいそうと思っても手を差し伸べなければ、助けないのと一緒。
気を付けなければ。そう感じました。